06/07/14更新

霞川の魚たち

霞川魚類図鑑(霞川に生息する代表的な魚たちを紹介しています。)

17年度霞川魚類生息調査報告書17年度中の春と秋、入間市内4地区にて魚類の生息調査の結果です)





霞川魚類図鑑

霞川に生息する代表的な魚たちの中から、アブラハヤオイカワウグイコイタモロコモツゴの六種類を紹介します
(写真は全て霞川で獲れた魚を使用しています)。

・・・上記の魚の名前をクリックするとその詳細へ移動できます・・・



アブラハヤ



   分  類 コイ目コイ科ウグイ亜科アブラハヤ属
標準和名 アブラハヤ
学   名 Phoxinus lagoeskii steindachneri
体側に暗色縦帯があるが、不明瞭な場合もある。近縁種のタカハヤより尾柄高が低く、一見して細長い。体長10〜30cm。淀川水系以東、以北の本州、朝鮮半島、中国大陸東北部に分布する。

 鱗は細かく、体表は粘液で覆われ触るとヌルッとした感触を与える魚。比較的に冷水にも強く渓流域まで分布する。近縁のタカハヤによく似ており、専門家でさえ区別を付け難いこともある。大雑把な目安として、琵琶湖より西はタカハヤ、東はアブラハヤという分布になる。霞川では新久地区付近から上流で次第に群れが確認できるようになる。食味も見た目も人気のない魚だがアブラハヤを環境の指標動物として捉えるなら、霞川の水質が回復していることの証明と言えるだろう。

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オイカワ




分   類 コイ目コイ科ダニオ亜科オイカワ属
標準和名 オイカワ
学   名   Zacco platypus
側線は完全。口ひげはない。雄の婚姻色は派手で、顔に大きな追星を生じる。体長8〜16cm。本州関東以西、四国、九州、朝鮮半島、台湾、アジア大陸の一部に分布する。
オイカワ メスの写真 写真解説

上は婚姻色の出たオスの写真。オイカワをいうとこの魚を想像する人が多いが、実際はメスと比べてオスの数は少ない。下の写真がオイカワのメス。オスに比べてとても地味である。

 ヤマベ、ジンケン、ハエなどと地方名が非常に多い魚。一般に河川の中流域に生息する。もともとは関西地方では婚姻色の出た雄のみをオイカワと呼んでいたものが標準和名になった。雑食性で高い運動能力を備え水面近くの虫を好んで食べる。夏の夕暮れ時には空中の虫を捉えるほどのジャンプを見せる。霞川のオイカワの産卵期は初夏から初秋までと長く、産卵場所は砂底で行われる。雄は縄張りを持ち雌を誘い、底砂をかき混ぜるようにして産卵する。この時期雄同士の熾烈な縄張り争いを観察できる。
地方名が非常に多い魚。一般に河川の中流域に生息する。もともとは関西地方では婚姻色の出た雄のみをオイカワと呼んでいたものが標準和名になった。雑食性で高い運動能力を備え水面近くの虫を好んで食べる。夏の夕暮れ時には空中の虫を捉えるほどのジャンプを見せる。産卵期は初夏で、河川流入口の砂底で行われる。雄は縄張りを持ち雌を誘い、底砂をかき混ぜるようにして産卵する。この時期雄同士の熾烈な縄張り争いを観察できる。

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ウグイ



  分   類 コイ目コイ科ウグイ亜科ウグイ属 
標準和名 ウグイ 
学   名 Tribolodon hakonensis
産卵期に雌雄ともに写真のような婚姻色を現す。また、頭部から尾柄にかけ背側面に多くの追星が出現する。体長11〜45cm。北海道から九州南端まで広く分布する。また、河口域から渓流域まで垂直方向にも広く分布する。


 ウグイは全国的に広く分布する魚であるが、地方名はハヤが代表的。その他クキ、アカハラなどの地方名がある。比較的小骨が少なく白身でおいしいため、かつて海から離れた内陸では貴重な冬場の蛋白源としての存在価値が大きかった。現在、霞川へは入間漁協の努力により栃木県那珂川水系のウグイが放流されている。25センチ近くに大きく育った固体が確認されたものの現在は鵜による食害が激しく個体数を維持できるか難しい情況。体型はそっくりだが春先に海から遡上するマルタとは区別されている。マルタは平均で35から40センチの大きさになり最大60センチまで巨大化する。

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コイ



鯉(幼魚)写真   分  類 コイ目コイ科コイ亜科コイ属
標準和名 コイ
学   名 Cyprinus carpio
2対の口ひげが生えている。体長20〜100cm。ユーラシア大陸温帯部に広く分布している。日本では全土に分布する。近年北米大陸にも移殖されている。
コイ 成魚の写真 写真の解説

上は幼魚、下は成魚。写真成魚の体長は約60cm


 河川の汚染にも耐え、なんでも食べる日本を代表する淡水大魚。古くから養殖の対象とされており、野生のマゴイに対して養殖型のヤマトゴイや観賞用のニシキゴイなど様々な品種が作出されている。霞川のコイの多くは養殖ゴイを放流したものが野生化したもの。霞川において自然産卵を何世代にもわたり繰り返しているため、幼魚もたくさん確認することができる。余り知られていないが、コイの成魚は雑食性が強くタニシもザリガニもバリバリ食べる。吸い込むようにほかの小魚も食べてしまうためコイが人の手で放流され過ぎると他の魚類を追いやってしまう問題が起きてしまう。近年話題のコイヘルペスはコイ特有の病気。コイ科であっても他の種類の魚にはまったくうつらない。

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タモロコ



タモロコの写真   分   類 コイ目コイ科バルブス亜科タモロコ属
標準和名 タモロコ
学   名 Gnathopogon elongatus elongatus
吻端が丸く、眼径と同程度の長さの口ひげを持つ。側線鱗下方にも多くの黒色素帯が分布する。体長5〜8cm。本州の静岡県、新潟県以西、四国の一部、九州北部の一部に自然分布。関東方面に移殖されている。


 比較的暖かい水域を好むかわいらしい魚。もともと関東以北には分布しなかったが琵琶湖からのコアユの放流で全国に広まった。本モロコとの見分けが難しく混生している地域もある。関東でクチボソと呼ばれているモツゴとは全くの別種。霞川には本来は生息しない魚であるがコイの放流に混じって移入されたと思われる。霞川では緩やかな流れの中に親魚、稚魚ともに多数確認され自然繁殖状態にある。

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モ ツ ゴ



モツゴ    分   類 コイ目コイ科ヒガイ亜科モツゴ属
標準和名 モツゴ
学   名 Pseudorasbora parva
吻端が尖り、ひげが無い。体長5〜8cm。 上向きの小さい口、いわゆる受け口が特徴。関東地方でクチボソと言っているのは、この小さい受け口であることに由来する。


関東地方の地方名でクチボソの愛称で人気がある。天然分布は関東地方以西の本州、四国、九州。コイやフナなどの種苗に混入して放流され日本全国に定着したと言われている。池や湖沼、細流、川の泥底の淀みを好み群生する。食性は雑食性。ユスリカの幼虫などの底生動物や付着藻類などを摂食する。現在の霞川のモツゴの分布はかなり限定されているものの、護岸ブロックの隙間などでタモロコ、オイカワと混生している。一般的に本種は汚水や環境の変化にも強いと言われるが、かつて生息した同属のシナイモツゴは関東地方では絶滅状態にある。


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17年度霞川魚類生息調査報告書

  
NPO法人バーブレスフック普及協会に委託し、17年度中の春と秋、霞川入間市内4地区にて魚類の生息調査を行いました。報告書はこちらをクリックしてご覧ください。
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